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「家族第一、仕事は二の次」。 常識破りの不動産経営で、社員の幸せと業界の未来をつくる

SAMURAI CEO2026

株式会社オールハウジング
代表取締役

岩倉 俊浩

高校卒業後、工場勤務や外構職人を経て不動産業界へ。大手ハウスメーカー提携の不動産会社など4社で経験を積み、独立。株式会社オールハウジングを設立し、代表取締役に就任。「家庭一番、仕事二番」を掲げ、ノルマのない自由な働き方を推奨するなど、従来の不動産業界の常識を覆す経営手腕で注目を集めている。現在は戸建て売買・仲介を主軸に、再販事業や民泊事業など多角的に事業を展開中。

「仕事一番、家庭二番」への違和感から始まった、家族の幸せを最優先する不動産会社

私は高校を卒業後、工場勤務や外構職人を経て、専門学校卒業後に大手メーカーの孫会社に就職しました。その後、「稼ぎたい」という思いと、実家がずっと賃貸で持ち家に強い憧れがあったことから不動産業界へ転身しました。計4社の不動産会社を経験し、現在は独立して9期目を迎えています。

弊社の主な事業は、戸建ての売買や土地の仲介です。特に大手ハウスメーカー様と提携し、家を建てるお客様のために土地をお探しする業務がメインとなっています。ハウスメーカー様を「お客様」としつつ、実際に土地を購入されるエンドユーザー様も「お客様」であるという、両面へのサービス提供が特徴です。また、中古マンションや戸建ての買い取り再販、アパート経営、さらには民泊事業も展開していくなど、事業の幅を広げている最中です。

起業のきっかけは、以前働いていた不動産業界の体質に疑問を感じたことにあります。かつての職場は非常に厳しく、日曜日にアポイントが取れないと叱責されるような環境でした。しかし、私には「仕事一番、家庭二番」という働き方が肌に合わず、「自分がトップに立つなら、『家庭一番、仕事二番』の会社をつくりたい」と考えたのです。

社員には家族との時間を大切にしてもらい、その上で楽しく収入を上げられる環境を提供したい。そう強く思い、株式会社オールハウジングを立ち上げました。

ノルマも無理な営業も一切なし。社員とお客様への「誠実さ」が最大の強み

弊社の最大の特徴は、何よりもスタッフを第一に考え、その次にお客様を考えるというスタンスです。社員が無理をして働く必要はないと考えており、個人のノルマも設けていません。自分で目標を決め、会社がそれをサポートする形をとっています。社員の生活や幸福度を第一に考えることで、結果として自然と数字もついてくるという信念があるからです。

このような社風だからこそ、お客様に対して無理に売りつけるような営業は一切行いません。お客様のご要望に合う物件が出るまでじっくりと待ち、物件の良い点も悪い点も包み隠さずお伝えする。この誠実な姿勢こそが信頼につながり、大手ハウスメーカー様からも安心してご依頼いただけているのだと思います。

以前、あるお客様から「岩倉さんに会えたから、家も土地も決めました」という言葉をいただき、大変うれしく思ったことがあります。その方は、住み慣れた千葉を離れて神奈川へ引っ越すことになり、土地勘もなく不安を抱えていらっしゃいました。それでも、私の提案なら信頼できるとおっしゃって、大きな決断をしてくださったのです。

私たちはお客様のサポート役ですが、単なる物件紹介にとどまらず、人としての信頼関係が何よりも大切だと実感した出来事でした。

順調だったからこそ感じた「現状維持」の危機感。異業種の経営者から得た成長への刺激

創業からこれまで、実はそれほど大きな壁にぶつかったことはありませんでした。スタッフにも恵まれ、順調に来すぎてしまったほどです。しかし、さまざまな経営者の方とお会いする中で刺激を受け、現在は「現状維持ではなく、もっと事業を拡大しなければならない」という強い成長意欲を持つようになりました。その意味では、組織を拡大しようとしている「今」こそが一番の壁であり、転機といえるかもしれません。

これまでは知人の紹介などで自然とスタッフが集まってくれていましたが、事業拡大に伴い、初めて求人募集を行いました。そこで全く面識のない方を採用することの難しさを痛感しています。

しかし、うれしい出来事もありました。新卒で採用した方のお兄様が、たまたま弊社と縁のあるハウスメーカーに勤めており、「(弊社で)ぜひ働かせたい」とおっしゃったそうなのです。これまで真摯に仕事に取り組んできたことが報われたと感じた瞬間でした。

また、ある成功されている宝石商の社長様から「せっかく社長をやるなら、行けるところまで行ってみろ」という言葉をいただいたことも、心境の変化に大きく影響しています。これまでは自分の手の届く範囲の人を幸せにできればいいと考えていました。しかし今では、より多くの人が楽しく働ける環境をつくることが、将来的に日本を良くすることにつながると確信しています。この言葉が、私の視座を一段引き上げてくれたのです。

「住」を軸に多角化を推進。不動産業界のイメージを変え、全国展開を見据えて

今後は、事業の柱をさらに増やしていく方針です。これまでの売買と仲介の2本柱に加え、アパートの一棟買いによる賃貸業や民泊事業など、衣食住の「住」を軸に幅広い分野へ展開したいと考えています。どれか一つが崩れてもほかでカバーできる、強固な体制を整えるためです。さらに、不動産に付随する新たな領域への挑戦も視野に入れて動いています。

中期的な目標としては、5年以内にスタッフを50名規模まで増やすことです。現在は神奈川と東京が中心ですが、将来的には関東全域、さらには名古屋や福岡などへの拠点展開も計画中です。組織を拡大し、より多くの仲間たちとともに成長していきたいと考えています。

そして何より、不動産業界のイメージを変えたいという強い思いも抱いています。「不動産屋は怖い」「厳しそう」という世間のイメージを払拭し、「不動産屋は楽しく稼げる」と証明したいのです。その一環として、先日新卒採用が決まった際は、スタッフ全員でその方の実家までご挨拶にうかがいました。

ご家族も含めて安心して働ける会社であり続けること。それが私の使命だと考えています。これからも社員が誇りを持てるような、楽しく自由な会社づくりを追求していくつもりです。

情報に惑わされず自分と向き合う。やりたいことを見つけ、人生の目標を持ってほしい

若い方たちには、まず「やりたいこと」や「目標」を一つ決めてほしいと思います。「何かが欲しい」といった単純な動機でも構いません。なんとなく学生生活を送り、なんとなく就職するのではなく、目標を持って生きることで人生に自分だけの色が生まれます。

目標を見つけるためには、自分自身と真剣に向き合う時間をつくることが大切です。現代はスマートフォンを使えば何でも調べられますが、あふれる情報に左右されず、自分は何がしたいのか、何が幸せなのかを自問自答してみてください。お金を稼ぐことが幸せなのか、好きなことをするのが幸せなのか。自分と向き合い、しっかりとした軸を持つことで、社会に出たときの働き方や考え方も大きく変わるはずです。

弊社は、楽しく自由に働ける環境を提供しています。スタッフの「これがやりたい」という声を否定したことは一度もありません。自分の考えがあれば、会社は全力でバックアップします。決められた仕事だけをするのではなく、自ら考え、挑戦したいという意欲のある方にとって、これ以上のフィールドはないと自負しています。私たちと一緒に、不動産業界を変えていきましょう。