株式会社E.G.T
代表取締役

2017年3月に株式会社E.G.Tを設立。大学在学中から営業代行の仕事を行い、大学卒業のタイミングで現在の会社を起業する。起業当初は、再生可能エネルギー領域を中心に事業を展開していたが、2022年から徐々に生成AI領域に事業転換。現在は生成AIの導入支援を中心にサービスを提供している。
私が起業を志した原点は、学生時代に取り組んでいた営業代行の仕事と、当時の環境にあります。大学時代、私のまわりには起業意識の高い友人たちが多くいました。彼らと互いに影響し合い、営業代行の仕事に没頭する中で、私自身も「事業を起こしたい」という熱意が徐々に大きくなっていったのです。
実は、もともと「社長になる」という強い夢があったわけではありませんでした。しかし、切磋琢磨できる仲間と環境が、私を経営の道へと自然に突き動かしました。
だからこそ、E.G.Tは「キッカケと感動を創る『ドラマ創り』」を理念に掲げています。関わる人々に「感動」を与え、人生が好転するような「キッカケ」を提供したい。私たちはビジネスを通じて、関わる人々の人生にドラマを生み出す集団でありたいと考えています。創業当時、「私たちが先頭に立って、他の若い人たちに夢を見せていきたい」というビジョンを持っていましたが、その思いは今も変わりません。
弊社は再生可能エネルギー事業からスタートしましたが、常に時代の変化とともに進化し続けています。「ドラマを創る」という軸は変えずに、手段は時代に合わせて柔軟に変えていく。その進化の一環として、数年前に再生可能エネルギーから生成AIへと事業を大きく転換しました。
現在では、主に中小企業のお客様を中心に、生成AIの導入支援を行っています。業種に関してはさまざまな領域の方が多く、活用していきたいがどのように進めていけばいいのか分からないといったお悩みに対するサポートを行っています。生成AIという最先端の技術を通じて、さまざまな企業の未来に新しいドラマを創り出していきたいと考えています。
私たちが仕事をする上で大切にしているのは、単なる課題解決にとどまらない価値の提供です。「E.G.Tがいたからこそ、今の自分たちがある」と言っていただけるような、相手の人生や事業の分岐点となるようなサービスの提供を目指しています。
ChatGPTが世に出始めた頃から生成AI事業をスタートさせているため、多数の研修実績とそこで培った膨大なノウハウがある点が、生成AI事業における私たちの強みです。現在は生成AIの使い方を教えるだけではなく、「どう施策を打てば組織的な活用が進むのか」というロジックに基づいたコンサルティングや、業務フローを自動化する開発領域の支援も手掛けています。研修からコンサルティング、開発まで一気通貫でご支援できる体制を整えている点は、他社にはない強みだと自負しています。
特に中小企業の現場では、「生成AIに興味はあるが、情報漏洩が怖くて導入できない」「なんとなく導入したものの、社員が使いこなせない」といった切実な声をよく耳にします。だからこそ私たちは、単に便利さを説くだけではなく、安全な環境構築といったセキュリティ対策から、各部署の実務に即した具体的なプロンプト設計まで、企業の足元にある不安を一つひとつ解消することを徹底しています。安心してアクセルを踏める環境を整えることこそが、真の定着支援だと考えているからです。
会社を経営してきた中で、最も大きかった転機は、再生可能エネルギーから生成AIへの事業転換でした。全く別の領域への転換という事態だったので、最初は数人で事業を始め、そこから少しずつ整えていきました。
再生可能エネルギーと生成AIの両方の事業を行うことも考えましたが、生成AIのマーケットの将来性を考えたときに、腹をくくって生成AI事業に一点集中することが会社の将来のためになると思い、完全に変更することを決意したのです。
しかし、この変化には痛みも伴いました。事業の方向性が大きく変わる中で、方針のズレから会社を去る社員もいたのです。ともに歩んできた仲間との別れは辛いものでしたが、それでも前に進む覚悟が必要でした。
設立直後のコロナショックも同様です。一時的に売上は落ち込みましたが、「ここで足を止めたら終わる」と覚悟を決め、試行錯誤を続けたからこそ今があります。
こうした経験を経て、私の中で強く意識するようになったことがあります。それは「いただく対価以上の価値を提供できているか」を常に問い続けることです。学生時代は「稼ぎたい」という気持ちが先行することもありましたが、多くのお客様と接し、困難を乗り越える中で考えが変わりました。お客様の期待を超える価値を届け続けることこそが、サービスを提供する側としての誠実さであり、経営の根幹だと信じています。
今後の展望として、主力事業である生成AI事業をさらに拡大していきたいと考えています。私たちが生成AI事業にこだわる理由は、単なるビジネスチャンスだからというだけではありません。少子高齢化が進む日本において、国全体の生産性を底上げするためには、テクノロジーの力が不可欠だと確信しているからです。
中小企業の生産性を高めることは、日本のGDP、ひいては国力を高めることにつながります。私たちの事業を通じて、企業の課題解決はもちろん、その先にある日本社会の再生にも貢献していく。それもまた、私が経営者として果たすべき役割であり、社会貢献の形だと思っています。
また、同時に「働き方革命」にも本気で取り組んでいきたいです。私たちの仕事は、基本的にオンラインですべて完結します。この特性を最大限に生かし、たとえば「2ヶ月に1回は海外で仕事をする」といった、場所に縛られないワークスタイルを実現したいと思っています。
まだ構想段階ではありますが、週休3日制の導入も視野に入れています。こうした他社にはないユニークな取り組みが、仕事への良い刺激になることはもちろん、結果として社員一人ひとりのやりがいや人生経験につながれば、私としても非常にうれしいですね。
今、生成AIの登場によって、世の中は大きく変わろうとしています。インターネットが登場したときと同じくらいのインパクトがある、まさに人生で1回あるかないかという貴重なタイミングだと私は感じています。だからこそ、この変化の波に乗って、一緒に挑戦してくれる仲間を求めています。
私たちのビジョンは「世の中にない価値を創造する」ことです。「E.G.Tがいたからこそ、このサービスが生まれた」「私たちがいたからこそ、誰かの幸せを作れた」。そんな新しい価値を、ともに創り上げていきたいのです。
世の中に何かしらの爪痕を残すような仕事ができたら、それはとても大きな達成感につながるはずです。この大きなチャンスの瞬間に、私たちと一緒に新しい価値を創っていきましょう。